2023.02.14
美顔器の歴史は、明治時代末期から
そんなに昔から、美顔器ってあったんですね!
美顔器のルーツには「美顔術」というテクニックがあったそうですよ
今でいう「フェイシャルトリートメント」ですね。
これは、美顔エステの基礎になったのだとか。
すっごい面白かったので、キレイになりたい明治女子の想いや
小野小町の化粧水エピソードをからめながら
楽しく、ご紹介していきましょう。
今回は「家庭用美顔器の使用年齢は何歳から?」の特集です!
平安時代の美しき歌人、「小野小町」
クレオパトラ、楊貴妃と並んで「世界三大美女の一人」と謳われています。
彼女が書いた「千年前の恋の歌」は、今も語り継がれているのでした。そんな小野小町も、素肌のキレイのために洗顔は欠かさなかったとか。
フェイシャルエステや、洗顔剤がなかった平安時代
洗顔というと、井戸水でパシャパシャ顔を洗っていました。
京都、四条西洞院の東南角には、かつて小野小町の別荘だった場所があり
「小野小町が顔を洗っていた」とされる井戸水があるんですよね。
その水は「化粧水(けしょうみず)」と、呼ばれていました。
この化粧水で、小町は朝夕化粧をしていたそうですよ。
なんだか使うと、美人になれそうな気がしました!
今も、こんこんと水は湧きでているそうですよ。気になりました。
イメージ的に「美肌の水」みたいな、印象が浮かびました。
私知らなかったんですけど、小野小町って本当に美人で、めちゃモテしてたらしいのですよ。
京都の「随心院」には、小町がもらった恋文を、1,000通埋めた「小町文塚」があるんだそうです。
1,000通のラブレターを埋めるっっっ!?
どんだけ、モテモテだったんでしょうか……!?
想像ですが、きっと小野小町って
透明感ある、うるうるの美白肌だったのでしょうね。
現在のエステのルーツに、明治時代に登場した「美顔術」があります。
日本初のエステサロンも、なんと明治時代に爆誕していました。
明治28年に、フランスで修行した人がいて
エステの施術を施したのが始まりだそうです。
エステサロンって、この世に登場して、まだ100年ほどしか経っていないんですね。「美顔」という名のフェイシャルエステは、美容室を中心に広がっていきました。
明治時代の「美顔術」のメニューや、施術の方法を読んでみたのですが
令和時代のエステと、明治時代の美顔術は
「ちょっと通じるものがあるな」と、わたしは感じました。
明治時代のエステ「美顔術」、ご説明しましょう!
ハリと潤いに満ちた、素肌が欲しい!
そんな女子の願いは、明治時代でも一緒だったようです。
幕末を経て文明開化、明治の時代。
美容に対する意識が、グッとアップした時代でもありました。
美意識アップがトレンドの中、『女学世界』『婦人世界』といった、女性向けの雑誌が続々と創刊されていきます。ビューティー系雑誌の誌面には、それまでタブーとされていた欧米の最新メイク、ファッションが、日本にズンズン入ってきたんです。
このスーパートレンドの波の中に、「美顔術」も入っていました。
明治時代の美顔術って、ズバリこんな感じでした。
1.まず蒸しタオルで、毛穴を開く
2.欧米から輸入したクリームを、たっぷり肌に塗ります。
汚れや皮脂を絡めとるために、カップやローラー、電気も流します。
3.マッサージをして、お顔の血行を促進。肌もポカポカに
以上が、明治時代のフェイシャルエステ「美顔術」でした。
ちょっと、今のエステに似ていませんか?
マッサージしたり、お顔の血行を促進したり。この美顔術が終わった後は
スッキリとした気分になったそうです。「美顔術」が進化して
フェイシャルエステになったのかも、しれませんね。
さて、現代の美顔器についての話をしましょう。
美顔器デビューって、何歳頃がいいのでしょうか?
正直、10代はオススメしません。
使用NGではないのですが、まだお肌も元気で瑞々しい時代には、使う必要はないと思うのです。
一般的に、美顔器デビューの年代って「20代後半」くらいが理想でしょう。
20代後半になってくると、乾燥やシワ、たるみも少しづつ現れてきますし、肌トラブルが気になる世代だと思います。
美顔器デビューするなら、20代後半頃がベストなのかもしれませんね!
「美顔器デビューするなら、20代後半頃がベスト」とは、書きましたが
個人差はもちろん、あると思いますよ。
30代になってもお肌トラブルを感じない人も、いるでしょうし
気になる人は、20代中盤でも気になりますよね。
美顔器デビューに個人差はあれど、もっとお肌に透明感欲しいなーと感じたり
ハリと潤いが欲しくなったら、一度試してみてはいかがでしょうか?
<本の万華鏡>
https://www.ndl.go.jp/kaleido/entry/29/2.html
<MIRAIBI>
ニッポン化粧ヒストリー
第1回 エステのはじまり〜明治時代のビューティ革命
https://miraibi.jp/articles/0013